絶望としか言いようがないミスミソウの感想

ルルドルフ春眠日記

都内で気ままにラノベの感想やらを綴る

ミスミソウ

   

あらすじ

東京から転校してきた主人公は田舎に馴染めず執拗ないじめに合う話

感想

Amazonで全3巻が投げ売りしていたので買ってみた。
正直、作者の力を相まってか内容としては救いも何もない超バッドエンド。
まず、前半は廃校が決定した学校に父親の転勤の都合で転校することになった
主人公をただ異物であると言う決めつけと田舎特有の閉鎖的な空気から
執拗ないじめが勃発する。
主人公が基本的にたんたんとしているからあんまり悲壮感がないけど
この描写はかなりえげつないやり口。
読んでいて、もうこの辺からかなり気が滅入ってくる。
そして、救いようがないのがこの担任の先生が過去のいじめに合っていたトラウマのせいか
完全にいじめの問題を解決する気がまったくない。
主人公の家族も流石に主人公がいじめられていることに気づいて
もう、学校に行かせるのを辞める決断をする。
そのせいで元ターゲットになっていた被害者が自分がターゲットになると言う恐怖から
主人公の家に放火する。
この下りのあたりからちょっと常軌を脱している。
群衆心理が働いて通常ならあり得ないような残酷な事件が次々と起こる。
誰もがこの常軌をを逸脱している事件に無関心。
放火をした犯人がクラスメイトであることを知った主人公はクラスメイトを殺害して回ると言う暴挙にでる。
この当たりから絶望しかない。
最終巻で主人公の唯一の救いだった○○が実はただ主人公に依存してる
だけであることが発覚。
主人公を保護することで精神の安定を図っていたが最後に主人公が東京に旅立つことになり
その東京行きに自分が行けないので祖母に暴行を加えて主人公に自分も東京に一緒に
行くことを提案するも受け入れられないことを知った時主人公殺害。
登場人物死にまくってエンディング。
と言う超絶バッドエンドで幕を閉じる。
ひたするら、作者の悪意に満ちた群衆が集まれば人はこんなにも残酷になるのだと言う事実だけを描かれて終了。
全般的に、絶望的なストーリーを読みたくなった時だけおすすめする。

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