天使の梯子 - ルルドルフ春眠日記

ルルドルフ春眠日記

都内で気ままに投資とラノベの感想やらを綴る

天使の梯子

      2016/04/09

あらすじ

8歳年上で元担任の夏姫のことがずっと好きだった主人公はバイト先のカフェで頻繁に彼女がお客としてやってくることに気がついた。ある日彼女は、彼氏らしき男にコーヒーをぶっ掛けられた話

感想

「天使の卵」から10年後の話。てっきり、夏姫と歩太が主人公と思ったら違った。基本的に夏姫と元教え子慎一の話である。

前作を読まなくても話はわかるが前作を読んだほうがおもしろくなる。

前作を読んだ人は分かるがそれこそ「もう、恋なんてしない」を地でいってる終わり方だけにどうなるんだとヤキモキした。でも、やっぱり村山由佳である。うまく料理してる。

人の力ではどうしよう見ない死別をいかにして乗り越えるか。あんなにも好きだった人と折り合いをつけるか。最後の歩太のこの10年間の告白シーンは胸に刺さるものがあった。

やっぱり、この作者が書く恋愛話は胸が痛くてしかたがないなあ。と思える

ちなみに、「天使の卵」が映画化されるらしいけど原作を読んで欲しい

評価★★★★★/5

天使の梯子 Angel's Ladder

天使の梯子 Angel's Ladder

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