【感想】いもーとらいふ (下)

ルルドルフ春眠日記

一人暮らしによる一人暮らしのためのブログ

いもーとらいふ (下)

   

あらすじ

27歳になった妹は立派に小説家として生計をたてられるようになっていた。
そんなある日東京で暮らさないかと妹の編集の誘いに悩む主人公の話

感想

よくありがちなラノベやエロゲーである妹を選んだ後にまつ道のりは?
そう言うことを徹底して現実を書ききった。

因みに、最後にどんでん返しとかあるかなと実は思っていた。
だけどこの小説に関してはそんなオチも幻想も何一つない。
淡々と今まで妹には自分がいなくていけない。

妹を守ると言うお題目で生きてきた主人公は自立してしまった妹
にそれでも妹のそばにいることでしか生きていく理由がない。
気がつけば妹は30歳になっていた。

親も友達も恋人も将来生まれたかも知れない自分の子供もすべてを手放した。
妹を選ぶとはそう言うことなのだと。
後悔も何もかも置き去りにしてそれでも死ぬまで妹と暮らすのか?
と言うことを半数にしながらこの小説は終わる。
一応、予想道理妹視点の妹日記が収録されている。
しかし、この日記が兄以上に狂気じみている。

兄と違って何一つ迷わないしおかしいと思わないあたりとかまさに狂気。
兄が妹を妹が兄を選ぶとどうなるのか?
と言うことを最後まで書ききった意欲作だった。
評価
☆☆☆/5

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