【感想】詩季織々 - ルルドルフ春眠日記

ルルドルフ春眠日記

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【感想】詩季織々

   

Netflixで配信がきていたので視聴してみた。
「君の名は」で有名な制作会社コミックス・ウェーブ・フィルムと新海誠監督作品を見て感銘を受けた中国の監督とのコラボアニメ。
70分の構成の中に短編が3つ詰め込まれている。
この形式で思いだすのはSHORT PEACE ぐらいしか思いつかない。

陽だまりの朝食

びっくりするぐらいビーフンについて熱くかたっている。
正直、短編集映画の1発目にこれを持ってきてしまって個人的には失敗したと思っている。
いや、ビーフンを通して幼い頃のノスタルジックな思い出を描きたい意図はわかっているけどそれを差し引いてもビーフンしか
頭に残らなかった。

小さなファッションショー

これは、短いながら分かりやすくて面白かった。
姉妹で寄り添って暮らしている姉はモデルの仕事をしていて妹に常に格好いい姉を演じないといけないとプレッシャーを感じている話。
ここに登場する安元洋貴のオネエはすごくいい味を出していた。

上海恋

一番面白かった作品でもある。
中学生の頃仲の良かった幼馴染3人。
高校受験ですれ違ってしまうと言うありふれた内容なんだけど
小物をものすごく良く生かしている。
幼馴染のヒロインと主人公の二人の間で交換日記ならぬ交換テープ。
テープに音声を録音して交換すると言うもの。
大人になって再び祖母の家に帰省してそこで昔放置していたテープを再生するシーンとか。
最後に3人の主人公が空港で満ち足りた表情で集まっている姿もいろいろあるけど未来に希望が持てて清々しい。
Netflixで視聴できる環境があるなら一度見て損はない作品だ。

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