あしたはひとりにしてくれ
あらすじ
とらドラやゴールデンタイムでもおなじみの竹宮ゆゆこの一般小説第3弾。
血の繋がりのない家に住んでいる瑛人はいい子でいるのも疲れたので日々を熊を埋めることで自我を保っていた。
ある日、熊を掘り起こしていたら女を発見する話
感想
一般小説第3冊目だけど私自身一般小説に進出したこのシリーズは初めて。
なんと言うか言葉の端々にやっぱり竹宮ゆゆこらしくてテンポがすごく良くて
表面的には問題なさそうだけど心の奥に寂しさとかやるせなさを抱えている主人公。
と言うあたりは一般小説でも健在。
屈折した主人公がアイスと名付ける謎の女を住まわせると言うくだりまでは楽しく読めた。
ただ、ラストで血のつながりのない居候であるとある登場人物が実は衝撃の正体が明らかになるんだけど
ものすごく唐突に感じる。
これがなかったらアイスとの最後のやり取りとかも楽しく読めたのに。
評価
☆☆/5
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