【感想】本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘I」

ルルドルフ春眠日記

都内で気ままに投資とラノベの感想やらを綴る

本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘I」

   

あらすじ

本が大好きな主人公は無事に図書館の司書に就職が決まっていたが
ある日突然、中世ヨーロッパのような世界でマインと言う6歳の女の子に転生していた話

感想

なろう小説が飽和している中これはかなり面白い。
今日日、異世界に転生していきなりレベルが99だとかチートスキルが発動するだとか
そう言うものが多いけど普通の恐らく22歳ぐらい?の女性が中世のヨーロッパのような
文明レベルで貧しい家の子供として転生を果たす。
その際持っている能力は記憶だけで特にチートスキルも何もない。
貧しい家の子供だから不衛生だし、環境だって現代日本と比べたら
雲泥の差だと言える。
そこから、知恵を振り絞ってシャンプーを作り出したり、ホットケーキを焼いたりと
少しづつ改善していく。
活字中毒な主人公は中世ヨーロッパレベルの文化なので当然書籍は高価で買えないと言う環境。
印刷技術もないし安価な紙もなくて紙と言えば羊皮紙。
本がなければ自分で作れば良いと持ち前のバイタリティで商人と紙の製造を春まで作る
約束を取り付けるところで1巻は終了。
今時めずらしいぐらい愚直な内容で悪く言えば地味とも取れる。
それでも、緻密な世界観や少しづつ頑張っていく主人公の成長物語としては
すごく丁寧で読んでいてかなりワクワクさせてくれるそんな1冊に仕上がっている。
評価
☆☆☆☆☆/5
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1月23日 19:06

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