【感想】冴えない彼女の育て方Girles Side3

ルルドルフ春眠日記

都内で気ままに投資とラノベの感想やらを綴る

冴えない彼女の育て方Girles Side3

   

あらすじ

前巻と前々巻あたりでヒロイン達が何を思って考えていたのかについての
裏側についての話

感想

外伝小説と書いていながら時系列的にはあの告白を受けた直後に加藤が一体何を考えていたのかと
言うこと実質的には書いている。
いや、今回はなんと言ってもいつもフラットで何を考えているのか分からない加藤が今まで何を思っていたのかと
言うことを赤裸々に語られているのがポイント。
いつもフラットに何か事件が起こっても焦ったり感情を露わにしないのが加藤恵と言うキャラクターだと
第1巻の頃から思っていたけど初期の頃はともかく実のところ後半期は結構意図的にフラットなキャラクターを
演じていたと言うことがわかったのは重大だ。
主人公であるトモヤは読んでいてもかなり強引でどうかと思う主人公なのによくも悪くもフラットで普通と言う設定の
加藤が好意を持った理由が「普通だから」と謎の回答なのがと思った。
でも、加藤は基本的に面倒なことは嫌だと言ってたしトモヤの好意がだった漏れだったのも気づいていたし一緒にいて
嫌ではなかったからと言うフラットな感じはやっぱり加藤らしいな。
なぜ、トモヤが予定調和と言え、加藤を選択したのかの理由も今巻で明かされている。
つまるところクリエイターはトモヤに取って人間ではなく崇拝するべき神のような存在だったから
こそよくありがちな朴念仁主人公だったと言うわけだ。
クリエイターではない加藤恵を選択したのはやっぱり第1巻からの決まっていたことだった。
次で最終回なわけだけど無事にゲーム完成して終了となるのか?
評価
☆☆☆☆/5

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