【感想】おれの料理が異世界を救う! 3 英雄の再来として世界を守ります

ルルドルフ春眠日記

都内で気ままに投資とラノベの感想やらを綴る

おれの料理が異世界を救う! 3 英雄の再来として世界を守ります

   

あらすじ

料理の腕が世界のすべてを支配する世界でついに真の黒幕が姿をあらわす話

感想

なんと今巻でこのシリーズも最終回らしい。
前巻までは結構楽しく読んでいたこのシリーズだが最終回で世界を支配しようとする真の黒幕が
唐突に登場する。
第3巻目にしていきなり300年前の英雄が登場するのだがその正体がパラレルワールドの主人公自身だった。
しかも、「メモオフ1作目」のごとく幼馴染で恋人が死亡したせいで自暴自棄になっていると言う設定。
正直、パラレルワールドについていままでまったく存在を示唆されいなかったのに
いきなりパラレルワールドとか言われても納得感がまったくない。
あと、世界の破滅を憎むほどの憎悪を持っているのにメモオフのようにその心理描写なりなんなりを積み重ねてるわけじゃないので
ものすごく陳腐に見える。
最後は、食べる人の気持ちを想った気遣う料理を提供した主人公がパラレルワールドのもう一人の自分自身をあっさりと改心してしまって
最後までポカーンとなってしまった。
この本の肝である料理だけど前巻までのと比べて料理のテイストやレベルが急激に上がりすぎてるのも気になる。
本当はこの3巻で打ち切りなんじゃないかと邪推してしまった。
評価
☆/5
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