【感想】「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」完全版

ルルドルフ春眠日記

都内で気ままに投資とラノベの感想やらを綴る

彼女と彼女の猫 -Everything Flows-完全版

   

テレビ放映時に細切れに10分枠で放映されていたのがディレクターズカットを
追加して1本に仕上げたもの。
元々は新海誠監督が昔作っていたものをリメイクしたらしい。
ディレクターズカット加えて1本にしても30分もないぐらいの非常に短い短編動画だ。
ただ内容としては短い時間ながらも90分の映画にに負けなぐらいしっかりとした作りとなっている。

あらすじ

彼女と彼女が飼う猫ダルとの交流を通して彼女の幼い頃から現代までの日常の喜怒哀楽を猫の目を通して
描かれるストーリー。

感想

OPは花澤さんが歌うテレビとは別の新規OPとなっている。
細切れにOPとEDで切れていたのが1本になって見やすくなっている。
同居していた彼女の友人が彼氏と同棲をするので解消するところから物語はスタートする。
基本的に彼女と彼女の猫との交流と言うよりまったく噛み合っていない1人と1匹が中心となって展開する。
小学生の頃にダル(彼女の猫)と出会い、最初はダルのことぜんぜん好きじゃなかった彼女がダルのことを好きになる
エピソードが語れる。
しかし、飼った猫を捨てようとするとかめちゃくちゃひどいなと思ってしまった。
友人が同居を解消して1人暮らしを始めるも
就職活動が思うようにうまくいかない様なんかを猫の目を通して描かれてる。
母親の再婚や、友人が出ていってしまって寂しさとやるせなさがダルのモノローグで語られる。
就職活動もうまくいかなくてそんなやるせなさとかのモノローグがうまく出ている。
ダル(浅沼晋太郎)、彼女(花澤香菜)のゼーガペインコンビが主役をつとめている
のだけど本当に2人ともゼーガペインの頃とは比べ物にならないくらい上手くなったなーと感心してしまう。
因みに、結末は悲しいながらも未来への希望もしっかりと持てるので余韻に浸れる。
ただ、最後に新海誠がCVをあてているキャラクターが登場するんだけどここは別の
人に頼むと言うのは難しかったのだろうか?
そこだけは声が浮いているので気になる。
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