毛布おばけと金曜日の階段 - ルルドルフ春眠日記

ルルドルフ春眠日記

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毛布おばけと金曜日の階段

   

あらすじ

父が死んで母は心の病になってから姉は金曜日になると毛布おばけになる。未明と姉と彼氏の和人で過ごす3人の金曜日は家族の絆を感じる話

感想

「猫泥棒と木曜日のキッチン」と割と似た系統の話だと思う。もしかして、曜日シリーズとになってたりしてと思った。まあ、出版はこっちの方が古いんだけどね。

あらすじだけ書くとえ結構重い感じがするんだけどこの作者の一味違うところは姉が父を失って母が病を患って精神的に参っていて暗いはずなのに毛布おばけと言うファクターがかかることによって暗くなってない。

大切な人を亡くしたとき人がとる行動なんて様々だけど作者が描くこの世界は酷く優しい。少し私が大切な人を失ってしまったときを思い出したけど不思議と悲しいって感じじゃないんだなー。

うん、そんなわけでとても優しくて、たとえ血は繋がってなくてもこの3人は家族だと思った。

評価★★★★/5

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